中・高合同の創作ダンス作品づくりを通して : 第22回全国創作舞踊研究発表会参加の取り組み報告
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概要
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本校における保健体育科の授業は,中・高各学年に週3時間をベースとして時間割りに組まれている。そのうち,創作ダンスの授業は中学2年生から高校III年生までの女子生徒を対象として年間カリキュラムの中に位置づけている。これは,『創作ダンス』の継続的学習の必要性と教育的意義の大きさを指導者が確信してのことである。しかし,教育改革により週五日制が導入されたことや総合学習・情報教育といった新たな分野の授業時間確保が必要になったことから,体育授業のカリキュラムにおいて取り扱う単元やその内容の編成を再構築しなければならなくなった。これに付随して,創作ダンスの授業展開についても大きな変革と工夫が求められることとなった。本稿では,第22回全国創作舞踊研究発表会に参加するまでの生徒の活動状況を報告し,創作ダンスにおいて中・高一貫のメリットを生かした授業カリキュラムの編成を考える第一歩としたい。
- 広島大学の論文
- 2003-03-28