橋爪貫一"英算独学","童蒙必携洋算訳語略解"における英語の数学用語の選択について
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概要
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橋爪貫一(1820-1884)は初等数学書「英算独学」(明治4年),「童蒙必携洋算訳語略解」(明治5年)を著した。両書ともに数学記号および数学用語の英語,日本語が述べられている。本稿において,橋爪がこれらの数学記号およびそれらの英語の数学用語をどのようにして選択したであろうかについて考察する。荒井郁之助「英和対訳辞書」(明治5年)の付録の数学記号と比較することによって,橋爪貫一は英語用語の一部分を荒井「英和対訳辞書」と山田昌邦「英和数学辞書」(明治11年)の付録に共通な,まだ不明と思われるある原本を参照して選択したと推測できることを示す。
- 九州産業大学の論文
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