モルモット回腸と輪走筋標本におけるアセチルコリン遊離の前シナプス抑制
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概要
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モルモットの回腸標本と輪走筋標本を用いて,伸展刺激や高濃度K^+により遊離されるアセチルコリンのムスカリン受容体を介するフィードバック抑制機構が調べられた。回腸の内壁伸展刺激により誘発されるアセチルコリン遊離はアトロピンにより促進されるが,オキソトレモリンにより抑制される。しかし,高濃度K^+により遊離されるアセチルコリンはアトロピンで影響を受けない。輪走筋標本において遊離するアセチルコリンもムスカリ受容体アゴニストやアンダゴニストで変化しない。以上の結果は,モルモット回腸においてコリン作動性神経から遊離されるアセチルコリンは前シナプス性ムスカリン受容体により制御されていることを示している。
- 岐阜大学の論文
- 1990-12-25
著者
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