非線形剛性・非線形減衰を有する系の応答確率密度関数の推定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文は,前論文に引き続き,土質材料の材料非線形不規則応答に, Fokker-Planck方程式より導かれる確率密度関数を用いて,速度・変位応答を論じるものである。前論文では,非線形剛性・線形減衰型の復元力関数を用いて解析したが,本論文は,非線形剛性力と,エネルギーEの関数である非線形減衰を有する復元力関数を用いて,応答変位・速度確率密度関数・その他統計量を求めたものである。この結果,応答変位は小入力の場合に於ても線形応答にはならず,大入力になるにつれ,非線形剛性・線形減衰型に漸近してゆくことが明らかになった。
- 岐阜大学の論文
- 1985-12-15
著者
関連論文
- 阪神・淡路大震災による水利施設の被害
- 撹乱土の圧縮による伸び亀裂の発生
- 不撹乱粘性土の圧縮による伸び亀裂の発生
- 粘性土における破壊靭性の測定法に関する研究 : 初期亀裂長と供試体直径との関係
- 地震のランダム性を考慮した構造物の最適強度に関する基礎的研究
- フィルダムにおける水理破砕のメカニズムへの破壊力学の適用
- マサ土の浸水時及び非浸水時の力学特性と農地造成に伴って形成された斜面の安定問題
- 微小ひずみレベルにおける珪藻土質泥岩の力学的異方性について
- フィルダム基礎の漏水のメカニズムに関する解析的研究 : 農業用溜池の漏水に関する研究(III)
- 火山灰粘土質ロームの圧縮および引張の力学的特性に関する実験的研究 : 農業用溜池の漏水に関する研究(II)
- 極値分布を用いた最適設計加速度の算定
- 地盤の確率応答スペクトルについて
- 非線形剛性・非線形減衰を有する系の応答確率密度関数の推定
- 土質材料の材料非線形不規則振動における確率密度関数の適用
- 1自由度履歴系の振動性状