倉橋惣三の幼児教育論と知的障害教育における生活中心教育論の比較検討(IV) : 教師論
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
倉橋惣三の幼児教育論と知的障害教育における生活中心教育論について、両論で展開されている教師論を比較検討した。その結果、両論に本質的に共通する教師の姿を次のように要約した。(1)教師は、子どもと生活の目的を共有する。(2)教師は、子どもと活動を共にする。(3)教師は、子どもと共有する生活に、自身も生活者として率先し、没頭して生活する。その意味で、子どもとの共同生活者である。(4)教師は、子どもと共に生活するために、周到な準備を行う。その意味で、子どもの生活の先に立つ。(5)教師は、子どもと共に活動する過程で、さりげなく、こまやかに、子どもを支援する。その意味で、子どもの生活の場では目立たない存在である。そして、障害幼児教育における教師のあり方に開する今後の課題を述べた。
- 植草学園大学の論文
- 2003-03-31
著者
関連論文
- 「領域・教科を合わせた指導」の概念の成立 : 養護学校学習指導要領第1次改訂に着目して
- 倉橋惣三の幼児教育論と知的障害教育における生活中心教育論の比較検討(IV) : 教師論
- 倉橋惣三の幼児教育論と知的障害教育における生活中心教育論の比較検討(III) : 中心的活動と長期的な生活の計画