教員養成における和楽器"箏"の奏法習得に関する研究
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概要
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本研究では,教員養成において"箏"の初心者が体験を通して,日本の音の良さを実感できるための"箏"の学習プログラム作成に生かすことを目的として,次のような学習と調査を実施し,考察を行う.ここでは,日本の音楽の特徴と関わりの深い箏の奏法の習得状況及びそれらの音の味わい状況,さらにこれらの関連性を,"箏"の初心者の学生15名の体験学習を通して調査し考察する.その結果,日本の音の特徴を理解して体験学習することで,日本の音の特徴を意識して,演奏家の音の良さを十分味わえるという知見を得た.また,奏法の習得状況と自分の演奏の音の味わい状況とは相関関係があることが明らかになった.さらに,奏法の習得状況については,散らし爪やスリ爪は習得が短期間ででき,反対に裏連やヒキイロは習得に時間がかかることが明らかになった.
- 北海道教育大学の論文
- 2003-09-30
著者
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