英語における未来表現の効果的な教授法の試み : 第1部 : 単純未来表現の客観的応用
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概要
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英語に未来に関する多数・多様な表現方法がある。日本における従来通りの英文法教授法が形態論を基本とするので、これらがまったく別々の項目として教えられる結果としてか、日本の多くの英語学習者は、自らが意図する意味内容に適した未来表現を選ぶのを困難とするようである。本稿では、相互関係によって結ばれていながら両立しない有限の選択肢から成り立つ、閉鎖された制度・体系として、その表現方法を学習者に改めて把握させる1つの新しいアプローチ、およびこの制度を概念構成体として学習者に発見・習得させる目的で筆者が用いる、相互作用による数々の学習課題を紹介する。学習者は、この制度を応用する習慣を漸く身につけると、自国語による、決して頼りにならない「定訳」に依存することなく、英語という言語が提供する様々な表現方法そのものをもって、伝達しようと思う内容を直接に分析することによって、最も適切な表現を確実に選ぶのが可能になるようである。
- 関西大学の論文
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