同軸交差コリニアアンテナの一設計法
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概要
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同軸交差コリニアアンテナの構造は,半波長の同軸素子を直線上に数段直列に配列し,内導体と外導体を互いに交差して接続したものである.同軸線の外部導体の外側表面には,同大同相の電流がのり水平方向に鋭い指向性を持ち,かつ水平面内で無指向性になるように工夫されたアンテナである.このアンテナの設計法については,既にいくつか提案[1],[2]がなされている.そこで提案された内容に従って同軸交差コリニアアンテナを製作した場合,容易にはアンテナ(同軸交差コリニア)が持つべき基本的な性能が得られない.即ち設計法[3],[4]には素子の長さを実験的に決めるカットアンドトライ的技法が含まれており,それが一因であると考えられる.本論文では,不確定的なアンテナ素子の形状等をパラメータとして,これらのパラメータの特性から実験的に関係を導く.このアンテナの設計においては,線路の特性インピーダンスが非常に重要なものである事が明らかになった.そこで我々は,コリニアアンテナの新たな設計法を提案し,この設計法によるアンテナが非常に良い特性を持つことを示す.
- 崇城大学の論文
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