電磁誘導法によるワイヤーロープの探傷計測に関する研究
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概要
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ワイヤーロープは、橋梁やエレベータ、クレーン、建設工事に使われ大きな張力が加わるため、その損傷は重大な事故を招く。したがって、金属疲労や腐食、外力による損傷に対する定期的検査が必要となる。一般的なワイヤーロープの探傷計測法としては、漏洩磁束法と全磁束法があるが、前者は、漏洩磁束が傷が表面に近い程大きく内部損傷に対しては、探傷が困難である。また、全磁束法は、ワイヤーロープた飽和に近い磁束を流さないと計測精度が上がらず検出部の軽量化が出来ない。本論の方式は、励磁コイルによってワイヤーロープに交流磁束を流し、検出コイルに誘起される起電力を測ることによって探傷する電磁誘導法を採用した。この方式は、内部損傷の検出を可能とし、センサーの軽量化を図ることができる。本論では、ステイ索での自走形の探傷装置の開発の予備実験として、ボールねじによる直動機構を用いた自動計測システムを構築し、マイコンのA/D変換、パソコンでのデーター処理など計測の能率化を図り、得られたデータを報告する。
- 崇城大学の論文
著者
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安藤 忠
崇城大学 電子情報ネットワーク学科
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東 聖一
崇城大学 電子情報ネットワーク学科
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友保 繁
崇城大学 電気電子工学専攻
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中川 俊秀
崇城大学 電気電子工学専攻
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長谷 一樹
崇城大学 電気電子工学専攻
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友保 繁
崇城大学大学電子情報ネットワーク工学科
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