高齢者疑似体験による高齢者のイメージと高齢者理解の変化 : 看護学生の高齢者イメージの自由記述の内容分析から
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概要
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高齢者疑似体験前後に,高齢者のイメージが変化するか,また高齢者をどのように理解したかを明らかにするために,看護学生の自由記述50例を内容分析した.その結果,疑似体験前後では高齢者のイメージに変化はなかった.また疑似体験後には,【イメージをまとめ老化現象(知識)と関係づける】,【関わり方を思案する】,【高齢者の境遇に目を向ける】,【学生自身の老化を慮る】,および【高齢者の身になって見る】という高齢者を理解する(認知)レベルから態度(情意)のレベルへと変化していた.このことは疑似体験を実施した意義があったと考える。
- 2003-03-31
著者
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山村 江美子
聖隷クリストファー大学看護学部
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板倉 勲子
(元)聖隷クリストファー大学看護学部
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板倉 勲子
聖隷クリストファー大学
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相羽 利昭
聖隷クリストファー大学
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相羽 利昭
聖隷クリストファー大学看護学部
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