スタンダードオイルカンパニー ニュージャージーにおける解体後の再拡張 : 精製部門における生産量の拡大と生産性の向上
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概要
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1911年に最高裁から解体命令を受けたStandard Oil Company (New Jersey)は,事業規模,事業遂行能力の縮小を余儀なくされた。同社は1910年代後半になって漸く積極的な事業展開を開始したが,それにおいて,懸案であった原油採掘部門,輸送部門への設備投資に加え,精製部門にも設備投資を行なった。これは精油製品需要が拡大したことに応じたものと言えるが,この精製部門の能力拡大は結果として企業規模の再拡張を導くものとなった。本稿ではこの精製部門における能力拡大の動きを,同社の再拡張,ひいては企業成長を促したものとして考察の対象とする。
- 慶應義塾大学の論文
- 2000-12-25
著者
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