日本人の嗜好飲料に対する嗜好性の最近の傾向
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概要
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コーヒーは元来舶来の嗜好飲料であるが,今や完全にわが国の食生活に同化してしまったといえる.コーヒーの飲まれ方の実態を把握するためコーヒーに対するイメージ,最も多く飲む場所はどこか,コーヒーを飲む頻度,コーヒーの好き嫌い,コーヒー本来の特色であるフレーバーをどう感じるか,に区別して調査を行った.また,コーヒーの生産国や消費国の知識をどの程度もっているか,コーヒーに対する関心度を調査に加えた.今回の調査結果をみると,飲まれ方では,コーヒーは好きでよく飲む傾向をみせており,コーヒー本来の特色であるフレーバーは,イメージのうえでは強調されているが,感じ方では苦味と酸味だけという偏りを示している.またコーヒーを生産する国名については,現在,コーヒーゾーン内に70余の生産国があるが,10か国程度を知っているものが大半であった.さらにコーヒーに関する文献の要望が想像以上に高かったことは,コーヒーヘの関心度の高さを反映しているように思われる.今回は調査対象を著者の一人(井上)の居住地周辺に限定したミクロな方法をとったが,更に調査を他地域へ拡大してマクロな調査へと発展させていく予定である.
- 名古屋女子大学の論文
- 1985-03-01
著者
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