「授業と学習集団」研究の動向-1992〜94年-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1992年以降において、思考力・判断力、関心・意欲・態度を重視しこれを学力の核と位置づける「新学力観」が全面的に展開され、教育現場のなかに下ろされてきている。さらに学校週5日制が月一回導入され、学校のカリキュラム編成が変わらざるを得なくなった。また「子どもの権利条約」が推准され、「子どもの権利条約」を視野にいれて、「授業と学習集団」の指導を考えなければならなくなった。こうした状況のもとで、「授業と学習集団」の研究と指導は新しい局面を迎えている。本論文では、1992年から94年までの「授業と学習集団」研究の動向として、教科内容と学習集団の関連のとらえ直し、吉本均の「授業と学習集団」論の再評価と展開、相互主体的・共同探求的授業と学習集団、現代的・地球的課題にとりくみ地域にとびだす自主的学習活動と学習集団、学習・参加・自治と学習集団、「授業と学習集団」への身体論的アプローチについて述べた。
- 琉球大学の論文
- 1994-11-30
著者
関連論文
- 教育内容と教授・学習過程の質が問題ではないか(公開シンポジウム 学力問題を考える : 何が問題であり、何をなすべきか,発表要旨)
- 教育方法観変革への模索-教職科目「教育方法」での試み-
- 「授業と学習集団」研究の動向-1992〜94年-
- 身体・関係・共同の創造と班共同制作活動-スライドづくりにおいて-
- 世界づくり・自分づくりを励ます授業と自主的学習活動の創造