慢性肺疾患患者の下肢筋力が運動能力,ADLに及ぼす影響について
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概要
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本研究の目的は,慢性肺疾患患者の下肢筋力が運動能力,およびADLにどのような影響を与えているかを検討することにある.39例の慢性肺疾患患者を対象に等速性トルクマシーンによる筋力測定,6分間歩行距離テスト,ADL評価を実施し,下肢筋力との関係を検討した.その結果,下肢筋力と6MD,ADLには有意な相関が認められた(r=0.327,p<0.05,r=0.365,P<0.05).下肢筋力は,呼吸・循環機能とともに,慢性肺疾患の運動能力,ADL に影響を与える重要な要素の一つであると推測された.
著者
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大池 貴行
長崎呼吸器リハビリクリニック
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濱崎 広子
健正会大久保病院リハビリテ-ション科
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村尾 佳代子
健正会大久保病院リハビリテ-ション科
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大池 貴行〔他〕
長崎呼吸器リハビリクリニックリハビリテ-ション科
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