網目規制によるエビかごの漁業管理シミュレーション
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概要
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The population dynamic model of pink shrimp was constructed with numerating and formulating many characteristics of biology and fisheries for the shrimp. The shrimp pot fishery in Sado isiand, Niigata Pref., was chosen as the subject of this report. Based on some assumptions for the extension of mesh size and the elimination of fishing effort, the model forcasted the trend of abundance and fishery in the future. The parameters used were tuned to the actual catch in the past. The software, Lotus l‐2-3, for a personal computer was utilized for the simulation. In order to show an obvious effect on the fishing management, the simulation results suggested the necessity of the extending mesh size from 14 to 12 nodes and the elimination fishing effort to 2/3 of the present situation.新潟県佐渡島のエビかご漁業を対象とし,ホッコクアカエビの様々な生物学的,資源学的特徴を数値化あるいは数式化し,資源動態モデルを作成した。過去の実際の漁獲量で資源特性値をチューニング後,ある年に網目拡大と漁獲努力量削減の規制を行ったと仮定して,ホッコクアカエビの資源および漁業の将来を予測した。シミュレーションにはパソコン用表集計ソフトを使用した。漁業管理としての顕著な効果を得るためには,綱目の大きさを現状の14節から12節に拡大し,さらに漁獲努力量を現状の2/3に削減する必要が認められた。
- 三重大学の論文
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