<報告>ニカラグア国グラナダ県における妊産婦保健データ管理の問題点と課題
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概要
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ニカラグア国グラナダ県の妊産婦保健の現状を明らかにし, 一次保健医療レベルにおける関連データの収集・管理システムが適切に機能するための要素について検討することを目的とし, 無作為に4ケ所の一次保健医療施設を抽出し, 調査した。グラナダ県においても教育レベルが低く, 遠隔地に住む女性連は, 妊産婦保健に関する情報や必要な保健医療サービスヘのアクセスに遠いことが明らかになった。また, 妊産婦情報収集・管理のために重要なツールである「妊産婦カード」に必要な情報が適切に記入されておらず, 有効に活用されていない状況にあった。「妊産婦カード」を最大限に有効活用するために, ユーザーである女性達, Traditional Birth Attendant, 一次保健医療施設の看護スタッフ, 統計担当者, 主たる分娩施設に対して既存のシステムを利用した継続的トレーニングおよびスーパーバイズを提供することが重要である。
- 茨城県立医療大学の論文
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