都市近郊における幼児の肥満度について

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概要

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近年,都市化の著しい滝沢村における1997年度3歳児健康診査受診者の中で1歳6ヵ月児健康診査も受診した364人(男児179人,女児185人)の身長と体重から村田ら1)の性年齢身長別標準体重をもとに肥満度を算出し,肥満児発現頻度を小川ら2)が報告した1991年度3歳児健康診査受診者のデータと比較した。また,滝沢村に隣接する雫石町および都市化のあまり進んでいない葛巻町の同年におけるデータと比較して地域差を調べた。肥満度15%以上の発現頻度は,1歳6ヵ月時では男児4.5%,女児5.4%であった。また,3歳時では男児2.2%,女児4.3%であった。1991年のデータと比較した結果,肥満度の発現頻度に大きな変化はなかった。滝沢村,雫石町,葛巻町の同年におけるデータを比較した結果では差が認められなかった。
1999-12-25

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