<研究ノート>長寿と食生活;第2報 : 隠岐島旧黒木村における高齢者の食生活の実態

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概要

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高齢者の食生活の実態を把握するため,隠岐島旧黒木村に在住する65歳以上の82人に,食生活調査を行った。主なる結果は以下のようであった。1)高齢者の食品摂取頻度は,多様であり好ましかった。男女の差はなかった。2)食事の食べ方や健康状態は,男女の差はなく好ましかった。3)調査項目ごとの食生活,栄養バランス,食物繊維,カルシウム,健康の各スコアは,男女ともほぼ良好であった。4)一人暮らしの女性の食生活は,好ましく,特にカルシウムスコアの高さに表れていた。5)運動と食生活との関係は,食品摂取頻度に差がみられ,適度に運動をすることは,これらの数値を高めていた。以上の調査過程で,健康でありたいという意識が食生活を良好に保つことが伺えた。
鎌倉女子大学の論文
2003-03-31

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