<原著>社会福祉におけるスティグマ問題 : 英国の研究を中心として
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概要
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社会福祉サービス, その受給者, 社会福祉機関・施設におけるスティグマは, 人間的地平においてきわめて重要なものである.しかし, その存在自体は認められながらも, 我が国の社会福祉研究のなかでは遅れた研究分野である.スティグマ研究は, もともと米国の社会学者であるゴッフマンによって1960年代に取り上げられ, 世界的に大きく広まった経緯がある.英国では, それ以前からの研究の蓄積があったけれども, ゴッフマンの著作によって強い刺激を受け, ティトマス, ピンカーなどの主要な研究者がこの問題に取り組み始めた.ピンカーの弟子であるスピッカーは, 社会福祉学の立場から, スティグマ問題を直接的に取り上げている.
- 川崎医療福祉大学の論文
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