「フランシス・マコーマーの短い幸福な生涯」における勇気について
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概要
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ヘミングウェイの「フランシス・マコーマーの短い幸福な生涯」は主人公マコーマーが臆病者から勇気を持った男に変わる過程を描いた物語である.ライオンと対峙したときの生命に対する不安, 救いが見つからない孤独感, 自分というものがなく何事も決められない絶望感がマコーマーを追い詰め, 自分自身の本質的なものを求める気持ちを起こさせ, 無心になって自分を変えて勇気を持たせる要因になった.しかし, 微妙なバランスで成り立っていた夫婦関係はマコーマーが変わったその時に終わってしまう.そのバランスを変えるのは不可能であると言っているかのようであるし, 幸福がいかに現実的でないかをあらわしているといえる.
- 名古屋文理大学短期大学部の論文
- 2000-03-31
名古屋文理大学短期大学部 | 論文
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