授業評価アンケートのデータ解析
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概要
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最近の大学改革の動きのなかで, 大学授業の改善のために学生に対するアンケートによる授業評価が行われるようになった.しかし, そのアンケート結果は, 科目別, 教官別の回答数や評点の合計, 平均, 分布などの基礎的な集計による授業評価にどどまっている.本稿では, データ解析をさらに進め, アンケート調査データを用いて主成分分析を行い, 学生の特性の把握を試みた.解析結果は, アンケートに誠実に答えていない学生, 勉学の意欲にかける学生, 要領よく単位を取ろうとする学生, 教官の熱意に応え授業内容の理解に努める学生など, 様々な学生がいることを示している.学生の特性を考慮することなく, アンケート項目に対する回答数や評点の合計, 平均, 分布などの集計結果によって授業を評価することには問題があると言える.本稿は, 学生の特性を把握することによって, 授業評価をより的確なものにし, 教授法などの改善に役立てようとするものである.
- 名古屋文理大学短期大学部の論文
- 1998-04-01
名古屋文理大学短期大学部 | 論文
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