イネ白葉枯病菌と大腸菌で複製可能なシャトルベクターへのColE1 oriの挿入
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概要
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イネ白葉枯病菌と大腸菌内で複製可能なシャトルベクターDUFR043に,ColE1 ori部位を挿入し,pNA8Cを構築した。宿主大腸菌を32℃で培養した場合のpNA8Cのコピー数は,宿主大腸菌を37℃で培養した場合のDUFR043のコピー数に比べて多かった。さらに,これを用いてイネ白葉枯病菌の形質転換を行うと,DUFR043を用いる場合よりも高い効率で形質転換休が得られた。また,本ベクターを用いてイネ白葉枯病菌T7174R株のゲノムライブラリーを構築した。 pNA8Cをベクターとして用いることにより,大腸菌からのプラスミドの回収効率が従来よりも高くなることが期待され,本ベクターは今後のイネ白葉枯病菌の研究に有用であると考えられる。
- 石川県農業短期大学の論文
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