Bacillus thuringiensisの殺虫性タンパク質遺伝子を持つ2つのプラスミドの構築
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概要
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Bacillus thuringiensis subsp. aizawai IPL7の殺虫性タンパク質遺伝子を持つ2つのプラスミドpBT323とpBT626を構築した。プラスミドpBT323はバイナリーベクターDBI121の由来で,β-glucuronidase遺伝子の代わりに殺虫性タンパク質遺伝子を待っており,Escherichia coilとAgrobacterium tumefaciens内で増殖が可能であった。このプラスミドはA. tumefaciensのTiプラスミドの左右境界配列を待っており,その境界配列の間には,NOSプロモーターおよびNOSターミネーターを伴うNPTII遺伝子とCaMV 35SプロモーターおよびNOSターミネーターを伴う殺虫性タンパク質遺伝子を待っていた。したがって,プラスミドDBI323の境界配列にあるDNA配列をA.tumefaciensを使って核DNA内へ挿入し,植物に殺虫性タンパク質を生成させることができることが期待される。プラスミドpBT626はプラスミドDUC119出来であるプラスミドDBI221のβ-glucuronidase遺伝子を殺虫性タンパク質遺伝子で置換することにより構築された。それは,CaMV 35SプロモーターとNOSターミネーターの間に殺虫性タンパク質遺伝子を持ち,どこ以内で増殖可能だった。
- 石川県農業短期大学の論文
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