中華人民共和国における学術研究体制と学術政策に関する研究
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概要
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中国における学術研究体制は、中華人民共和国の成立後、中国科学院等の研究機関部門と大学等の高等教育部門に二分され、それぞれが独自の発展を遂げて来た。このうち、高等教育機関は、これまでその研究機能が殆ど評価されることがなかったが、最近になって組織的にも一応の体制が整ったこともあり、科学・技術振興体制の一環に組み込まれ、その研究機能を強化しつつある。 近年の中国においては、国が研究基盤・研究体制の重点的整備を図るとともに各種の研究開発プログラムを実行するなど、積極的な研究開発振興政策を実施している。このため、中国の研究開発パワーも大きく発展している。また、科学技術進歩法(1993年)及びこれに基づく政府・党の決定(1995年)には、中国における科学・技術政策の基本的な考え方が示されており、最近の一連の中国政府・共産党の科学・技術振興に関する動きは注目に値する。
- 1996-03-29
著者
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