ポポウに関する人為倍数体の研究 (I) : Asimina triloba DUNAL の染色体とミクソプロイド
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概要
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1. Asimina triloba DUNALの染色体は, n=8,2n=16と決定された。染色体は5型(a-e)に分類され, 各染色体の長い腕上には, 1個の狭窄が存在し, a型上にのみ, 2個の狭窄が見られる。b型には, 1個の附随体が存在する。2. 実生の腋芽に対するコルヒチン滴下処理により, 4倍体(2n=32)及び8倍(2n=64)体夫々1個が得られた。この2個体は, ミクソプロイドである事が認められた。2倍体, 4倍体及び8倍体個体の気孔の大きさは, 互に, 有意な差異を示し, 漸次, 8倍体に向つて, 巨大性を示してゐる。
- 京都府立大学の論文
- 1956-09-01
著者
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伊藤 五彦
京都府立大学農学部蔬菜園芸学研究室
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伊藤 五彦
Laboratory Of The Olericulture Saikyo University
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六浦 修
京都府立大学生物学教室
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六浦 修
Biological Laboratory, Saikyo University
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