ラン子房の無菌培養 : I. Dendrobium nobile の子房の発育に及ぼすしょ糖, ペプトンおよびココナットミルクの影響(農学部門)
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概要
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デンドロビウム・ノビルの開花時に切り取った花の子房を用いて, 培養管外の器官を無菌的に培養する部分無菌培養法(器外器官培養法)により, 稔性のある種子を含む果実を培養した。糖の種類および濃度は子房の発育に影響を与え, 6%のしょ糖が果実の発育に適していた。果実の発達には糖以外の有機栄養は必要ではないが, 少量の有機物質の添加は発育を助長した。50∿500ppmのペプトンの添加は, 果実の発育を促し, 種子稔性を高め, ココナットの添加は, 特に果実の発育に有効であった。
- 京都府立大学の論文
- 1966-09-01
著者
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