自閉傾向をもつ生徒との黄黒交互彩色法を用いた相互理解及び一人バス通学の試み : 中学校特殊学級での取り組み
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概要
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本報告は,黄黒交互彩色法(以下YB法)を用いて自閉傾向をもつ中学生とコミュニケーションを図った取り組み及び一人でバス通学する試みを述べたもので,いずれも個別教育計画の指導目標の中から教師や親のニーズにより取り組んだものである。その結果,YB法を用いることによってコミュニケーションを図ることでは,YB法自体が生徒の興味関心と重なる部分が多く,無理することなく山口との交流が早くできるようになり,そのことによって言語の交流も増えていった。一人バス通学においては,生徒の社会的能力の高さから大変順調に行うことができ,今後少しずつ社会生活スキルを獲得していくことも必要であることが感じられた。また,指導に当たっては,常に共感的理解を得ることが大切であることも強く感じられた。
- 1998-02-10
著者
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