かかわり手のコミュニケーション能力の変容 : 自閉傾向をもつ障害幼児とのかかわりをとおして
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概要
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本論は,障害幼児通園施設に通う自閉傾向のあるS君と横山との相互コミュニケーション能力の向上を目的とし,「あそび場面」と「課題場面」において,それぞれに異なるかかわり方を試みた実践報告である。その結果として,あそび場面ではS君の要求に応じて受容的にかかわったことにより,二人の間にラポートが形成され,一緒に遊べる関係になった。そして,課題場面では横山が「積極的に誘導する」「S君の関心に応じた課題を設定する」などのかかわり上の配慮をすることで,S君を自ら意欲的に課題に取り組ませることができ,またかかわり手からの要求を伝えることができた。
- 北海道教育大学の論文
- 1997-02-07
著者
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渡辺 まゆみ
旭川市愛育センターみどり学園
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横山 幸雄
北海道教育大学旭川校特殊教育特別専攻科
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渡辺 まゆみ
旭川市立愛育センターみどり園
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平山 範人
旭川市立愛育センターみどり園
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平山 範人〔他〕
旭川市立愛育センターみどり園
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