都市開発地域における水質汚濁について
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概要
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1. C1'の量は, 人口密度の増大とともに増加するが, 明石市に近づくにしたがい増加する。しかしながら, 河川の別による差は, 著しくない。またC1'の増加にともないSO_4''が増大する傾向を有している。2. BODの値は, 明石川に比較し, 櫨谷川のものが高いが, 伊川においては著しく高い。これらの汚濁源は, 櫨谷川においては, 畜産排水に, 伊川においては, 工場廃水にあるものと考えられる。3. 農業用水基準におけるN-Tの限界は, 1ppmであるが, この地域のいずれの河川もこの限界を越えており, 一般にT-NはNO_3-Nに比例する。重金属のCuを除きAs, Znの量は, 限界以内である。4. 一般細菌の数は, 伊川において最も多く, 明石川において最も少ない。農家においては, 井戸水を飲料水として使用している場合が多いが, 検査の結果, 飲料水として合格するものは少ない。5. 大阪層群は, 海成粘土層を数枚はさんでいるが, 泉北ニュータウンにおいては, 都市開発工事によって, これが表面に露出され, この上を流れる表流水がpHの低い海成粘土によって汚濁を受け, この流入水によってため池の水のpHが4.2に下がり, SO_4''の量が110ppmに達した。
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