「国際情報」の試行を終えて : 新教科「情報」の実施に向けて
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概要
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コンピュータおよびInternetの学校教育への導入をテーマとした「国際情報」の授業を5年間に渡って実践してきた。そしてその中で,来年度からの「情報」の実施に関して,以下のような知見を得ることが出来た。純粋な機械の操作としての技能習得は今後指導が不要になっていく中で,むしろコンピュータや情報ネットワークの「メカニズムに対する基本的な理解」そして「社会的な位置付け・意義・問題点」にこそ指導の中心がおかれるべきであろう。つまり利用者としての態度や姿勢をこそ重視すべきである。また実際の授業におけるさまざまな活動は,いかに正しく効果的にコンピュータおよび情報ネットワークを利用すべきかのモデルとしての位置付けを持つべきであり,その意味では他教科や「総合的な学習の時間」との連携の元で情報コンテンツ自身を重視すべきである。また施設環境に関しては,社会一般における最低限のものとし,卒業後にそのまま生かせる形での指導を行うべきである。
- 金沢大学の論文
著者
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