体つくり運動の授業実践 : 意欲的に取り組む『体力を高める運動』の手立て
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概要
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青少年の体力の低下については近年継続して検討されている問題であり,新学習指導要領では"体つくり"運動と改称してねらいを明確にするとともに,運動による心のほぐしを意図したからだほぐし運動を盛り込むこととなった。確かに高校生自身が,自己の体力に自信を持てずにいる。本校1年生のアンケート結果では「体力に自信がある」と答えている生徒の割合は男子女子とも24%である。高齢化社会のわが国で生活習慣病を予防しながら豊かな人生を望むとき,健康と体力は不可欠なものであり,高校生期に理論を学び実践を経験することは有効なことといえる。本校では平成7年より,一学年の一学期に男女共修による体操単元を実施して,生徒が自己の体力と運動の必要性を認識して体力トレーニングに取り組むという学習を行ってきた。昨年は"楽しく継続的な運動"を目指した縄跳び運動を取り人れた体つくり運動を行い,その実践報告(川崎)がなされた。今年度は学習内容をより多様に用意し,生徒自身が健康と運動について理解を深め,一人一人が課題を設定して意欲的に取り組む授業つくりを試みた。
著者
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