生徒は浸透圧をどう考えるか
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概要
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浸透圧は,中学校では全く扱っておらず高校生物のはじめてでてくる概念である。また,本来は化学的な用語であり,単位をもって数値として表すことができるものである。「浸透圧がよく分からない。」という生徒の声をよく耳にするが,どこでどのようにつまずいているのか,これまで把握していなかった。今回,1学期の期末試験の結果を通して,どのように考えたかをアンケート様式で回答してもらった。その結果,個々の知識はもっているがそれが意味することの本質的理解がなされておらず,折角の知識が活かしきれていないことが分かった。また,どのように解けばよいかが問題文中書かれているにもかかわらず,「数値を求めよ」というだけで何をしてよいのか分からない生徒があまりにも多いということが分かった。今後,このような調査を多く取り人れることで,授業における注意点・要点を工夫していきたい。
著者
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