商品包装資材の物流に関する現状と課題 : ポリオレフィンフィルム加工メーカーの物流実態調査を中心として
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概要
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今日、石油化学製品は、われわれの日常生活のありとあらゆる分野で利用されている。石油化学工業協会の資料によれば、1991年における石油化学製品の61%(金融ベース)が合成樹脂である(図表1参照)。そして、全合成樹脂生産の約70%を占めるのが、汎用樹脂といわれるものであり、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、塩化ビニル樹脂(PVC)の5つがある。さて、本稿で研究対象とされる包装資材であるポリオレフィンフィルムとは、ナフサ分解によって得られるエチレン、プロピレンを出発原料とするオレフィン系の合成樹脂、すなわち、LDPE、HDPE、PPを製膜加工したプラスチックフィルムの総称であり、石油化学工業のダウンストリームにおける中核的製品として重要な地位を占めるものである(日本ポリオレフィンフィルム工業組合 1990, p.7)。
- 明治大学の論文
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