『ぎんが』による銀河団の観測
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概要
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X線天文衛星『ぎんが』に搭載された大面積比例計数管によって5つの銀河団(A644,A1413,A1656,A2218,A2256)の観測を行い1∿17keVのX線スペクトルを得た。X線スペクトルは単一温度の光学的に薄いプラズマからの熱輻射のモデルでよくあい, プラズマの温度は6∿9keV, 鉄の宇宙組成(n(Fe)/n(H)=4.0×10^<-5>)に対する比は0.19∿0.33に分布している。プラズマの温度と鉄の存在比の間には負の相関があり, 温度が高くなるほど, 鉄の存在比は低くなっている。この相関は銀河団の中心部にあるcooling flow成分による影響であると思われる。
著者
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