炎光分光分析法の工業分析への応用(第 2 報) : 電解二酸化マンガン製造の際の電解液中のマンガンの定量
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概要
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電気分解により二酸化マンガンを製造する際の電解液,硫酸マンガン水溶液中のマンガンは電解時間の経過と共に減少する。従つて電解中の電解液中のマンガンの迅速分析が工業上必要である。炎光分光分析法によりマンガンを定量した報告は多数あり,共存物質の影響等についても種々報告されているが,マンガンの塩酸塩についてその影響を検討しているものが多く,マンガンの硫酸塩と共存する硫酸並びに硫酸塩の影響を検討した報告は見当らない。著者等は上記の工業分析を行うに必要な基礎実験として,硫酸塩として含まれているマンガンを定量する際共存する硫酸並びに硫酸塩の影響を検討し,電解二酸化マンガン製造の際の電解液中のマンガンを迅速に定量する操作法を確立したので報告する。
- 山梨大学の論文
- 1958-06-30
著者
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