第21次南極地域観測隊気象部門報告1980
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概要
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この報告は第21次日本南極地域観測越冬隊気象部門が, 1980年2月1日から1981年1月31日まで, 昭和基地において行った地上および高層気象観測の結果をまとめたものである。高層気象観測は, 総合自動気象観測装置(AMOS)を設置し, 観測の自動処理を行った。地上気象観測およびその他の観測方法, 設備, 結果の取り扱いなどはほぼ第20次観測隊と同じである。越冬期間中の特記されるべき気象現象としては, 次のものがあげられる。1)気温は高めに経過し, 年平均気温(1980年)は, 累年平均よりも2.2℃も高く, 観測開始以来の高い値となった。2)オングル島周辺の定着氷は, 3月17日から18日のブリザードによって, すべて流出した。この現象は昭和基地開設以来初めてであった。
- 1984-03-31
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