第 33 次南極地域観測隊気象部門報告 1992
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概要
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この報告は第33次南極地域観測隊気象部門が, 1992年2月1日から1993年1月31日まで昭和基地において行った気象観測結果をまとめたものである。観測方法, 設備, 結果の取扱い等は, 第32次観測隊とほぼ同じである。越冬期間中特記される気象現象としては, 次のものがあげられる。1)ブリザードの襲来は28回, 日数では60日でほぼ平年並みであったが, 継続時間が100時間を越えるブリザードが2回あった。2)期間中, 強風や曇天の日が多く, 年平均の風速(7.1m/s), 蒸気圧(2.4hPa), 雲量(7.5)は, それぞれ強い値, 高い値, 多い値で過去の記録値を更新した。3)4年連続でオゾンホールを観測し, オゾン全量値の日別値では10月4日の140m atm-cm, 月平均値では10月の164m atm-cmが共に過去最低を記録した。
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