ロケットによる夜間大気光6300Å輝線発光層の観測
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ロケットによる夜間大気光6300Å輝線発光層の光電観測を,昭和40年度から41年度にわたり,3回行なった.その結果6300Å輝線発光層の最大強度の高さは260kmから290kmの間に存在していることがわかったほか,到達高度330km以上にも発光域が存在することも認めた.また発光強度の高度分布は地球上の観測位置や太陽高度によりかなり違っている.またこれらのロケットでべつに観測された電子密度およびイオン密度の測定結果と,6300Å輝線強度の高度分布とから,中性分子の温度と,輝線の発光する反応速度数を推定することができた.
- 宇宙航空研究開発機構の論文
著者
関連論文
- 第4次宗谷船上における大気光輝線の光電観測結果報告
- ロケットによる夜間大気光(赤色)連続光成分の測定
- ロケットによる夜間大気光6300Å輝線発光層の観測
- ロケットによる夜間大気光の観測
- 1961年の越冬観測から見た昭和基地における電離層,極光および地磁気変化の相互関係
- ロケットによる大気光層の高さの測定(カッパ8L・8・9L・9M型)
- 第4次南極地域観測隊宇宙線部門船上観測報告(超高層物理部門)(南極シンポジウム)
- 緯度効果の永年変化 II
- 太陽紫外線および黄道光
- Space Physics 研究体制への要望
- 太陽放射・天体分光関係
- 黄道光・大気光の観測(I.気球による観測)