A Basic Study on Recording Method and Information Analysis of Wrestling Games
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概要
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Score Graphを用いて, 全日本学生レスリング選手権大会(Greco-Roman style)から, 次の結果を得た。1.各クラス勝者の平均得点では, 48kg級が最も高く, 最も低いクラスは, 90kg以上であった。勝者の52kg∿74kgの平均得点は, 約7∿8.8点の範囲内であった。74kgを基準に体重が重くなるに従い平均得点は減少していった。2.先制取得点する事が勝者となる確率は, 全試合中89%の高い結果であった。クラス別では, 48kg-94%, 52kg-90%, 57kg-87%, 62kg-86%, 68kg-90%, 74kg-89%, 82kg-86%, 90kg-92%, 90kg以上-100%についても同様な結果であった。3.Fall(Passivityを含む)では, 全試合で, 47%であった。4.判定勝勝者の得点パターン分類では, A, B, C, D, E, F, の6つのタイプに分類でき, B, C, タイプが最も多くみられた。優勝した選手のタイプでは, 一定したパターンは見られなかった。5.立技における全クラスの技術頻度では, コーション(238回, 全体の18.8%), カウンターPoint(217回, 全体の17.1%), 首投げ(195回, 全体の15.4%), 胴タックル/ダック・アンダー(148回, 全体の11.7%), 両差しからバック(137回, 全体の10.8%), 反り(胸)投げ(78回, 全体の6.2%)の順に最も多くの技術が見られた。6.寝技における全クラスの技術頻度では, 横くずし(123回, 全体の49.6%), 巻き(技の返し)(58回, 全体の23.4%), 俵返し(21回, 全体の8.5%), 腕取り(18回, 全体の7.3%)の順に最も多くの技術が見られた。7.各クラスの立技, 寝技(クラス毎の対戦試合数を100とした技術頻度)では, 48kgから74kg級まで多少の遠いはあっても一定した技術頻度を示していた。しかし82kgから90kg以上の3クラスは, 技術の種類によって頻度回数が片よった傾向を示していた。
- 1979-03-31
著者
関連論文
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