「シントラ協定論」におけるW・ワーズワスの政治思想
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概要
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ロマン主義政治思想は、それがウィーン体制期の思想として果たした政治的役割から、一般的に保守的な政治思想としてのみ片付けられてきた。しかし、近代啓蒙主義政治思想の実践的頂点をなすフランス革命に対する挫折と批判をとおして形成されたロマン主義政治思想の中に、近代政治原理への根本的批判とその基本的課題を探ることは、近代政治思想史研究の一つの有意義な視点であると思われる。小論はこのような視点からの一つのケーススタディとしてワーズワースの政治思想をとりあげている。
- 熊本大学の論文
- 1981-03-20
著者
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