日本語学習用Web教材制作のための基礎研究 : 日本の歌(童謡・唱歌等)の選定と分類
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
筆者は日本の童謡,唱歌などを用いたWeb教材の制作を行っているが,Web教材化するにあたってまず考えなければならないのは, どういう歌を選定するかである。筆者は,多くの日本人が知っている歌ということを選定の条件とし,これを調べるためにアンケート調査を実施した。その結果,明らかに知名度についての差が見られた。そこで,知名度の高さと,Web化する際に問題となる著作権の問題をクリアした歌56曲について, 日本語学習と関連づけた分類を行うため,歌詞に使われている語彙及び文型の難易度を調べ,56曲を初級,中級,上級,超上級レベルに四分類した。また,歌詞に使われている日本語の特徴として,動植物のことば,擬声語・擬態語,日語的表現,幼児語,雅語,文語が多く出てくること,一つの歌に同じ文型が多用されることなどが明らかになった。
- 富山大学の論文
著者
関連論文
- 日本語学習支援サイトの役割と効果 : 大学における総合的日本語学習支援体制の構築とサイトの開設
- コンピュータ用語のデータベース作成と特徴の分析 : 留学生の情報活用能力の養成を目指して
- 留学生の現代日本事情理解のツールとしての映像と「映像読解教育」の試み
- 日本語学習の観点から見た日本の流行歌の語彙的特徴
- 日本語学習用Web教材制作のための基礎研究 : 日本の歌(童謡・唱歌等)の選定と分類