指数関数型アルゴリズムの近似解 : 条件付きグループ分けへの応用
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概要
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近年, コンピュータがめざましい発展をとげ, きわめて高速でいろいろな問題を解くことが可能になってきた。しかし, コンピュータが高性能になっても解けない問題がいぜんとして存在する。つまり, アルゴリズムの書けない問題は解くことができない。また, アルゴリズムは書けても, 問題の規模が増大するとき所要時間が指数関数的に増加するようなアルゴリズムのみ存在する場合には解くことが困難である。このような指数関数型の問題に「巡回路の問題」がある。この問題は最高速のコンピュータを用いても解くことは困難である。そのため多くの研究者によって解法が研究されてきた。条件付グループ分けの問題も指数関数型であり, 全数検査の方法では解くことができないとされている。著者はこの問題の最適近似解をもとめるアルゴリズムを見いだし, その適用限界と性能を検討した。また, このアルゴリズムを用いて学政学部一般演習の学生のグループ分けのためのプログラムを作成した。
- 金城学院大学の論文
- 1988-03-20
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