〔第 3 編〕「ツベルクリン」による病巣反応に対する抗「ヒスタミン」剤及び副腎皮質「ホルモン」投与の影響(結核の病巣反応発現の機作に関する実験的検討)
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概要
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前眼部結核症を有する家兎に「ツベルクリン」を皮内に注射して起る病巣反応及び皮内反応の双方に対して抗「ヒスタミン」剤並びに副腎皮質「ホルモン」投与の及ぼす影響を観察した。抗「ヒスタミン」剤としてBenaponを注射した場合0.1ccの量では影響なく0.5ccでは相当強く病巣反応を抑制したが皮内反応には著変を認めなかつた。副腎皮質「ホルモン」としてCortisoneを注射した場合はBenaponと反対に病巣反応には影響なく皮内反応は著明に減弱又は消失するのを認めた。
著者
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