<総説>Pseudoazulene骨格を有する天然由来青色色素について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Genipa americanaの果実のイリドイド成分であるgenipinは酸素存在下アミノ酸と容易に反応し青色色素を生成する。この色素は食用色素として利用されているが, 高分子混合物でその構造は明らかにされていない。この青色色素の構造解析と生成機構解明のための基礎研究として, 酸素遮断下genipinをmethylamineと反応させたところ, 9種の赤褐色物質を与えた。さらに酸素存在下で反応を継続すると青色色素を生成した。ここでは, まずこれら赤褐色物質の構造と分光学的特性について述べ, 次にこれらの生成機構について考察した。
- 1993-06-30
著者
関連論文
- P-43 木材腐朽菌Trichoderma polysporumの生産する抗真菌活性ペプチド、trichopolyn類の構造(ポスター発表の部)
- Thermospray Liquid Chromatographic/Mass Spectrometric Analysis of Iridoid Glycosides from Gardenia jasminoides
- Pseudoazulene骨格を有する天然由来青色色素について
- ベトナム産桂皮市場品の形態について
- 数種の植物成分の生合成におけるシトクロムP450酸化酵素の反応と機能