<研究報告>ピナコール転位 : 第2報 有機酸と無機酸を用いたピナコール転位
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概要
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本報は,前報に引き続きピナコール転位の反応速度測定について述べたものである.種々の温度で濃硫酸と四フッ化ホウ素酸のピナコール転位速度が測定された.測定方法は前報と同様に,I・Rスペクトルによるピナコールのカルボニル吸収への定量により行なったものである.溶媒としては,不均一系反応の四塩化炭素と均一系反応のアセトニトリルを使用した.予期された様に限定された温度範囲(15〜25℃)では,Arrhenius則が適用できた.活性化エネルギーは,均一,不均一反応共に約15〜25kcal/moleそして頻度因子は,多少のばらつきがみられるが約2〜8×10^<10〜15>sec^<-1>と満足なものであった.
- 愛知工業大学の論文
- 1973-03-30
著者
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