援助者の体罰に関する意識についての一考察 : 知的障害児施設の援助教員の縦断的調査から
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概要
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福祉施設における援助職員による利用者への虐待(体罰)には施設オンブズマンの設置も始まっているが,オンブスマン機能が援助者と利用者の援助関係の質的発展を目指す限り,これと平行して援助者の体罰に対する意識の把握も不可欠である。本稿ではこうした立場から体罰阻止に向けて研修等を実施した知的障害児施設において,援助職員に研修前後の2回の調査を実施してその間の差異をみた。その結果は養成課程教育が体罰阻止に有効性を持たず,施設での現任訓練(スーパービジョンも含む)が援助者に与える影響が大きかった。
- 長崎国際大学の論文
- 2001-03-31
著者
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