腰痛予防とSelf-Esteemとの関連
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概要
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腰痛は,介護や福祉に従事する職員の健康問題に必ず挙げられる症状である。よって介護職や福祉職を志す学生に対し,腰痛指導・教育を行っている。しかし,腰痛があるにも関わらず予防しない学生も多く,知識はあるが行動変容まで行かない場合が多かった。調査1では,腰痛予防の対象である個人の特性に注目し,腰痛予防(腰痛回避行動)と自尊心の関連を検討した。その際,健康に対する信念などに行動が影響を受けると考え,自尊心とHLC(Health Locus of Contro1)との関連をみた。結果は,自尊心が高い群ほど腰痛回避行動に積極的であった。しかし,自尊心とHLCとの関連は明確なものではなかった。よって調査2では,腰痛回避行動に関わる対象の自尊心とHLCの関連性について追試を行った。その結果,自尊心の差はHLCに関連しており,自尊心が高い群は,病気や健康への信念を「自分自身」に帰属し,低い群は「報い」に帰属することがわかった。
- 2001-03-31
著者
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