近代市場社会からの離脱と自立共生型地域自給社会のヴィジョン
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概要
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本稿では,自らの問題関心を明らかにし,今後の研究課題の全体像を素描する。まず,近(現)代社会の根幹的特徴,及び現在の人類の樫桔となっている最大の制約は,あらゆるものを商品と化する《市場原理》が地上を覆い尽くしたことであり,大量採取・大量消費・大量廃棄により生ずる資源の浪費,環境の破壊,貧富の格差は,近代市場社会の枠内では解決困難であろうことを概論する。その上で,近代市場社会のシステムからの離脱を可能にし,そうした諸問題を解決しうる「自立共生型地域自給社会」の構想と,その実現に向けての現時点での私自身の取り組みの第一歩について述べる。
- 長崎国際大学の論文
- 2001-03-31
著者
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