ラトヴィア語における<ka^^-+加工品名詞>成句の意味論的考察
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概要
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ラトヴィア語における<X ka^^- Y >成句は直喩形式として意味的な機能を果たす。< X >の成分が言表されるされないに拘わらず,< ka^^- Y >の部分は自律性の高い直喩的成句構造として,独自の成句義を発揮する。成句が有している意味内容は,直喩の素材語< Y >の概念との著しい相関性(類比性)に基づくと考えられる。本稿では<加工品名詞>が< Y >の成分として組み込まれた成句例を考察の対象とし,<加工品名詞>の典型属性の観察に基づいて,直喩的な意味転用の方向性とその動機の提示を試みる。
- 神戸薬科大学の論文
- 2001-02-25
著者
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