看護基礎教育課程における救急看護に関する教育内容の現況 : 主要教科書の内容の分析を通して
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概要
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本研究の目的は,我が国における,看護基礎教育課程における救急看護教育の今後の方向性を検討するために,教育内容の分析を通して,救急看護に関する教育の現況を明らかにすることである。看護基礎教育課程で用いる目的で出版された主な4社の教科書を対象に,救急看護に関する記述を抽出し,教科書の「項」レベル以上のタイトルを分析単位(コード)として,その内容の類似性により分類抽象化した。その結果,抽出された総コード数は219であった。これらからさらに以下の6カテゴリに分類抽象化できた。すなわち,「救急医療・看護の概念と特徴とあり方」「救急医療の歴史・現状・展望」「救急的状態にある患者の理解」「救急的状態にある患者と家族への援助の実際」「救急医療と法」「救急医療と法」「救急医療と看護学教育」である。このうち,「救急的状態にある患者の理解」は全記述量の8割を占め,またこれらの9割以上の記述が身体的側面に関する内容であった。
- 日本赤十字秋田短期大学の論文
- 1998-03-31
著者
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